「良く噛む」ことの相乗効果

こんにちは!

「あなたの毎日が、輝く食事」のミチコです。

 

 

食事のとき、「良く噛む」ことを意識していますか?

 

面白いデータがあります。

弥生時代の1回にかける食事の時間は、1回1時間咀嚼回数は4000回でした。

さて、現代はいかがでしょう?

 

現代では時間は10分咀嚼回数は600回と、

約1/6にまで減少しています。

 

この大幅な咀嚼回数の低下の原因は何でしょうか。

 

それは、未精製食品が減少したことや、

戦後急速に進んだ食の欧米化や加工食品の増加です。

 

加工度を高めるということは、

咀嚼回数を減らすとともに、

不可欠な栄養も削ってしまうことを意味します。

 

例えば、主食。今日、主食といえば「白米」が中心です。

 

白米が庶民にとって当たり前となったのは、たった50年前のこと。

江戸時代、江戸では一部の人が「玄米」を「白米」に変えたことで、

脚気が流行したのは有名な話。

脚気は別名「江戸患い」といわれ、

ヌカに含まれるビタミンB1が摂取できなかったことが原因でした。

 

1930年代、アメリカの歯科医師である

ウェストン・プライス博士は、

 

現代文明と接触し食生活が「近代化」し始めたとたんに、

先住民族の口腔や顎の構造がどんなに打撃を受け劣化し始めるか

について大規模な調査を行いました。

 

結果、孤立した先住民族と同一種族のなかで

文明生活を営むメンバーの虫歯の感染度を比べると、

平均して35倍にも増大していることが明らかになったのです。

 

砂糖や、精製されたパン、

市販されているポテトチップスといった、

精製され生命力を失った食品を食べる始めると、

 

虫歯が蔓延し、

感染症や慢性病に抵抗力がなくなっていきます。

 

 

これは、伝統的な食事をしているニュージーランドのマオリ族です。

彼らは世界中の種族の中でも最高の歯と身体を

持っていると評判になりました。

彼らが白人の文明の影響下におかれる以前は、

虫歯はなんと1000本に1本でした。

 

 

ニュージーランドに白人が移住してくるにつれて、

虫歯が蔓延しだしました。

虫歯や歯の腫瘍はマオリ族の中でも近代化が

一番進んだ地域に多くなっています。

 

このように虫歯が蔓延すると、

当然、ウィルス感染にかかる可能性も高まります。

さらに、加工食品や精製された食品は、

食事における咀嚼回数も減少させます。

 

ここから分かるのは、

「伝統食を食べること」が咀嚼回数を増やし、

虫歯を予防し、

病気に対する抵抗力を維持してくれることです。

 

地元の伝統的な食べ物を未加工なまま摂取すれば、

精神的にも身体的にも歯科的にも良い影響を及ぼします。

 

豊富な野菜、穀物豆類など、

先祖が食べてきた栄養のぎっしり詰まった完全な食べ物を取り入れていきたいですね。

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