生活習慣は遺伝子をも変化させる?!

こんにちは!

「あなたの毎日が、輝く食事」のミチコです。

 

1990年、イギリスの医学誌「ランセット」に初めて掲載された、

ディーン・オーニッシュ博士による研究は、

当時としては画期的なもので、当時の医学界を驚愕させました。

 

それは、生活習慣を変えれば体に劇的な改善が起こりうる

というものです。

オーニッシュは、心臓発作の主原因である冠動脈の

疾患を持つ患者たちを対象に、1年間、以下の実験を行いました。

 

ある被験者グループは

従来通りの西洋医学による治療を受け、

 

もう一方の被験者グループは、

自然食品の摂取、ストレス管理、適度な運動、

社会的支援といった生活習慣プログラムに参加しました。

 

ストレス管理としては、

ヨーガや瞑想をしてもらいました。

プログラムの食事は、

1日に摂取する脂肪の量を劇的に減らすということも含まれていました。

 

結果はどうなったでしょう。

通常の治療を受けたグループの患者たちは、

心臓病に改善が全く見られず、

冠動脈の狭窄は1年後に悪化している場合が

多く見受けられました。

 

しかし、もう一方の生活習慣プログラムに従ったグループにおいては、

冠動脈がやや広くなるという結果が出たのです。

 

冠動脈疾患がこのような逆行ともいえる状態になることは、

薬を含むいかなる方法によっても、

いまだかつて起こったことはありませんでした。

 

さらに驚くべきことがあります。

2008年、オーニッシュはノーベル賞受賞者

エリザベス・ブラックバーンとの共同研究により、

生活習慣病を変えることで異伝子発現にも

改善がみられることを証明しました。

つまりガンや心臓病の原因となる遺伝子がオフになっている間に、

病気予防を担う遺伝子がオンになったということなのです。

 

私たちの食べるもの、私たちの考えること、

私たちの運動量、そして私たちが住む環境により、

遺伝子発現を改善し、病気への抵抗力を強め、

免疫系を維持し、

時間の経過とともに生じる衰えや老化の影響を弱め、

健康で、活力にあふれ生き生きした毎日が送れるようになる

ということです。

 

私たちの細胞は、瞬時に変化するということが、

よりよい健康状態へ向かう鍵を握っています。

 

今日も、お読みいただき、ありがとうございました。

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