こんにちは!
「あなたの毎日が、輝く食事」のミチコです。
仕事や勉強で、頭が疲れた時いただく暖かいお茶、ホッとしますね。
何気なく飲んでいるお茶。
かつては薬として利用されていたのをご存知ですか?
もちろん現代においても優れた健康効果があります。
中国で始まったお茶の歴史ですが、
始まったのは、紀元前2700年頃。
日本に伝わったのが平安初期。西暦800年頃です。
そのころのお茶は、大変貴重なもので、上流階級の限られた人だけしか口にすることができませんでした。
飲み物というよりは、体を養生するもの、非常に高価な健康食品だったようです。
もちろん現在でも、茶葉を煎じた日本茶やウーロン茶などに代表される中国茶、
また紅茶は優れた健康食品です。
お茶には健康に役立つ成分が多く含まれています。
そのうち3大成分ともいえるものは、
「カテキン」「テアニン」「カフェイン」。
今日は「カテキン」の機能を調べてみましょう。
カテキンはポリフェノールの1種で、主な健康効果は大きく二つです。
抗酸化作用
吸着性
カテキンが持つ抗酸化作用は生体酸化を防ぐことです。
私たちが呼吸から取り入れている酸素の約2%が
活性酸素に変化していると言われています。
活性酸素は、脂質と反応して過酸化脂質を生み出し、
動脈硬化が進行したり細胞がガン化したりします。
カテキンはこうした生体の活性酸素を除去する「抗酸化作用」があります。
カテキンが持つ子の抗酸化作用は、
がんの発生を抑制し、悪玉コルステロール上昇を防ぎ、
血圧上昇を抑えることが明らかになっています。
もう一つの吸着性の作用には、
感染予防、口臭や体臭の予防、アレルギー症状の緩和などがあげられます。
風邪やインフルエンザ、病原性大腸菌O157など、感性症の予防のことです。
特にインフルエンザの消去には高い効果を発揮することが証明されています。
インフルエンザの感染は、花やのどの粘膜細胞にインフルエンザウイルスが付着して
細胞内で増殖することで起こりますが、カテキンは細胞への吸着を阻止します。
また、この吸着性はアレルギー症状を緩和します。
粘膜に吸着して炎症反応を早く落ち着かせる方向に導きます。
さらに糖尿病の予防にもカテキンの吸着性が発揮されます。
カテキンを摂取することで、消化管内の糖質分解酵素(例えばアミラーゼ)の働きが阻害され、
摂取したデンプンなどから吸収しやすいグルコースなどへの分解が抑制されるため、
糖質の急激な消化吸収を遅らせることができます。
なるほど和菓子にお茶という組み合わせに納得です。
カテキンを摂取後体内にとどまる時間は、3~4時間です。
毎日こまめにお茶を飲むのがいいですね。
そして食後やおやつの後に日本茶や紅茶をいただくのも効果的です。
自販機で簡単に手に入るペットボトルのお茶や紅茶は、水分補給にはなりますが、
良い茶葉はあまり使用されず、調味料などで味や香りを整えていることも考えられます。
原材料表示を見ると、「ビタミンC」とありますが、
これはメーカー側が栄養分を追加してくれたのではなく、
酸化防止剤の用途として添加されています。
砂糖などで甘味をつけているものもあります。
健康効果を考えるのならば、
無農薬や有機栽培の茶葉を、急須やポットで煎じて飲むのがおすすめですよ。
今日も、お読みいただきありがとうございました。