こんにちは！
「あなたの毎日が、輝く食事」のミチコです。
私たちの健康を左右する決定的に重要なもの、
それが「微生物」だということが分かってきています。
この分野は、毎日数百もの論文が発表される
今急速に研究が進んでいる最先端の分野です。
微生物は、地球に最初に住み着いた原始的な生命体です。
人間の身体には約100兆個もの微生物がいて、腸内に住む微生物だけでも、
重さは1.8kgを超えます。
宇宙にある星の数は、10の24乗だそうですが、
このすべての星の数を100万倍すると、地球上にいる細菌の数になります。
細菌の数は、10の30乗。
これがどれくらい多いのかというと、
楽しいガーデニングの最中に、何かの拍子にちょっと土を飲み込んでしまったら、
そこに細菌が数十億も含まれているレベル。
私たちの腸には何万種もの微生物が住んでいて、
なかには人間とクラゲほどに違った種も存在します。
何百万種もある微生物のうち、人間に害を与えるのはほんの一部であって、
むしろそのほとんどが健康に不可欠な存在です。
人間の微生物の大半は、大腸（結腸）に住んでいて、
結腸は直腸の直前にある長さ150センチほどの部分です。
微生物は、私たちが食べ物を消化するのに必須だけでなく、
カロリーの吸収をコントロールしたり、
生命維持に必要な酵素やビタミンを供給したり、
免疫系を正常に保つ働きもあります。
数百万年もの間、私たち人間と微生物は互いが一緒に生き残れるよう
一緒に進化してきましたが、
最近、こうした微調整と選択のプロセスが
上手く行かなくなってしまっているようです。
数世代前まで、私たちは都市の外に住み、
栄養に富んで種類も豊富な食事をしていました。
もちろん抗生物質もありませんでした。
そうした世代に比べて、
私たちの腸内細菌の種類は、
数分の一にまで減少してしまっています。
これから長期的にどんな影響を及ぼすのかについては、
解明が進んでいくでしょう。
読んでいただいて、ありがとうございました！
