どんなに悩んでいる人でも、
実は悩んでいないと知ったら、びっくりしますか？
結論から言うと、
悩みは自分の心の中で作っています。
つまり、自分で作ったものは、
自分で消せるということです。
「指輪が抜けない～！どうしよう！」
と焦っている時に、
「おいおい、落ち着けよ。
入ったんだから、抜けるだろう」
と言われたら、冷静になって、
「確かにそうだよな」と思いますよね。
物事を、良いもの、悪いものとして見る習慣は
自分の心の中で勝手に作っています。
心の中の感情の連鎖、
「好きか」「嫌いか」
「愛情か」「憎しみか」によって、
さらに大きな苦痛と執着が生み出されます。
しかし、仏教の見方では
私たちの本質は、
純粋で、平和で、完全で、喜びに満ち、悟った状態と
言われます。
問題は海の表面の波のようなものです。
嵐によって波が水面で揺らぐかもしれませんが、
海の底は静かなままです。
目の前の相手が悩みを言っている時、
あなたは相手の中に
「平穏で、完全で、満たされた」相手を
見るのです。
なぜならそれが相手の本質だからです。
悩みは夢です。
目が覚めたらパッと消えます。
本当は相手は悩んでいない。
相手の完璧な姿に焦点を当てていたら、
完璧なる相手が徐々に表れてきます。
私たちの平和な本質が、
曇らされているだけなのです。
このようなものの見方は、私たちを癒す力を
持っています。
問題があっても、プラスに考えて
受け入れられるようにすれば、
これ以上ないと思われるくらいの困難な
問題であっても、
喜びの源泉になりえるのです。
瞑想の時には、自分のこの平穏な本質に
集中しましょう。
表面に吹き荒れる心配事の嵐の下には、
必ず平和があります。
今日も、およみいただきありがとうございました！
